第2回 高校生野球肘検診を実施しました

2023年12月17日(日)、兵庫県野球指導者会と兵庫県高等学校野球連盟は、兵庫大学(兵庫県加古川市)において、第2回高校生野球肘検診を共同開催いたしました。

高校生向け野球肘検診には兵庫県高等学校野球連盟に加盟する165校から約480名が参加し、医師による診察や肘のエコー検査に加え、関節の可動域測定やストレッチ指導を行い、一部の選手に対しては投球動作解析を実施しました。
検診の結果、受診者全体の約7%の選手に何らかの異常が発見されましたが、早期発見できたことによって選手たちを大きな怪我から守ることに貢献できたと感じる一方、これらの怪我がゼロになるよう、更に活動を広げていきたいと考えています。

また、今回の検診では兵庫県内の高校野球部員13名が医療インターンとしてボランティア参加しました。
これは、将来医療系の仕事を目指す高校野球部員を対象に、野球肘検診への参加を通じて医療行為を実体験してもらうという全国でも非常に珍しい体験会です。
体験会では、医師や看護師、理学療法士などの指導を受けながらエコー検査機の操作や関節可動域の測定、投球動作の計測などに携わり、またグループミーティングでは実際に医療現場で働く方々からアドバイスを受けるなど、貴重な経験となったほか、会場をご提供いただいた兵庫大学・医療系学部のオープンキャンパスにも参加し、進路についてより具体的にイメージできる体験会となりました。

最後に、会場をご提供いただいた兵庫大学様、検診の準備、実施にご協力いただいたボランティアスタッフの皆様に心よりお礼申し上げます。