特定非営利活動法人 兵庫野球指導者会では、毎年無料の兵庫野球肘検診(神戸野球肘検診より改称)を開催しております。

野球肘検診は30年以上前に徳島県で始まり、現在では全国各地で行われるようになりました。野球肘とは、繰り返される投球動作によって、投球する肘内側の靱帯や屈筋が付着する部分の損傷、上腕骨外側の関節軟骨が傷つくことをいいます。このうち外側型野球肘といわれる「離断性骨軟骨炎」は、初期の段階で治療を始めればほとんどの場合手術の必要がないため、これを早期発見するために行われているのが「野球肘検診」です。

検診では超音波機器を用い、選手の体に負担をかけることなく、その場で肘の異常を見つけることができます。この検査で離断性骨軟骨炎が疑われた選手には整形外科でX線写真やMRIなどの検査を行い、状態に応じて治療を行います。過去の結果では、離断性骨軟骨炎の多くは初期の段階で見つかっており、しっかりと治療を受ければ、ほとんどの選手は元の状態に戻って野球を続けることができるようになっています。

全国各地で広まりつつある「野球肘検診」ですが、現在のところ行政からの支援はなく、医療関係者やボランティアによって行われているのが実情です。兵庫野球指導者会においても様々な団体や個人のご協力をいただきながら開催費用を抑えて効率的に運営する努力をしておりますが、自己資金のみの運営には限界があり、多数のご要望にお応えできておりません。そこで、この検診の目的や内容をご理解いただける企業、団体の皆様にご協賛をお願い申し上げる次第です。

怪我によって夢を諦める子ども達を一人でもなくすために、皆様からのご支援を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

特定非営利活動法人 理事長 谷中康夫

概要
兵庫野球肘検診
実施時期:毎年1回(1月〜3月)
受診費用:無料
主  催:特定非営利活動法人 兵庫野球指導者会
実施内容
  • 超音波検査(肘の骨や軟骨、靭帯の状態を検査)
  • 診察(肘の状態、痛みの有無、肘、肩の動きを診察)
  • 身体計測(関節可動域測定)
  • ストレッチ指導
  • 投球計測(ウェアラブルセンサによる投球時肘ストレス・動作測定)
  • 精密検査の案内(各部位の状態により専門医療機関への紹介状作成)
対象者

兵庫県および大阪府内の野球チームに所属する小学生および中学生

ご協賛のお申し込みについて

以下の「協賛趣意書」をよくお読みください。お申し込みの際は、「協賛申込書」をダウンロードいただき、必要事項をご記入の上、ファックスまたはメールにてお申し込みください。
*ダウンロードいただいた申込書PDF書類に直接入力することができます。